自律神経失調症とは
自律神経失調症とはどんな病気なのか、
どんな症状があるのかをご説明します。
自律神経失調症とは?

自律神経失調症とは、病院での検査で異常が見つからないにもかかわらず、不定愁訴と言われるさまざまな症状が認められるときにつけられる病名です。医学的には正式な疾患名として認められていませんが、自律神経バランスが崩れていることが症状に影響を与えていると考えられているため、このような名称が一般的に使われています。
自律神経は、以下の2つの神経がバランスよく働いて体の機能を守っています。また、自律神経はホルモンバランスや免疫機能とも密接に関係しています。そのため、自律神経バランスの乱れはホルモンバランスの乱れや免疫機能の低下をも引き起こしてしまうのです。
- 交感神経
・・・緊張している時、活動している時、ストレスを感じている時 - 副交感神経
・・・体を回復させている時、休息している時、リラックスしている時
ストレスが多いと交感神経が異常に働いてしまうことが多くなり、副交感神経の働きが悪くなってきて体の回復が追いつかず、身体に様々な症状が現れてきます。
自律神経失調症の原因

自律神経失調症の主な原因として、ストレスと栄養状態が考えられます。ストレスとしては、精神的ストレスだけでなく身体的ストレスも重要で、気温の変化などの環境要因や不規則な生活習慣や過労状態などがあります。
心と身体の不調を解消するためには、ストレスを減らしたり、ストレスに対する抵抗力を高めたりすることが重要です。
ストレスを減らす方法として、ストレスとなる環境や原因から離れることができれば、まず実践してみましょう。
ストレスに対する抵抗力を高める方法として、十分な休息や睡眠を取ったり、適度な運動や趣味などの気分転換をしたりすることで自律神経バランスを整えていきます。栄養状態も自律神経バランスに影響するので、食事内容を見直したり、不足している栄養素をサプリメントなどで補っていきましょう。
自律神経失調症の症状

- 疲れやすい
- ふらつき
- めまい
- 片頭痛
- ひどい肩こり
- 動悸、息切れ
- 息苦しさ
- 食欲不振
- 顔のほてり、手足の冷え
- 不眠症
- 便秘
- 下痢
- 微熱が続く (女性)
- 耳鳴り
- 手・足のしびれ
- 口の中の不快感
- のどの不快感・違和感
- 残尿・感頻尿
- 焦燥感
- 不安感
- イライラ
- 憂うつ